
とか、演劇っていいものだなって、実際に生で見てみないとわからないですよね。ですから、僕らもできるだけ1人でも多くの人というふうに考えているんですけれども、いかんせん、なかなかクラシックを聞かせる機会が、どうしてもお金の面だとか、人が来なかったらどうしようかとか、いろんなことを考えると、なかなかできない部分があるんです。
文化事業協会をつくるときも、これから村民の人に働きかけてどういう形でやっていったらいいか。まずどういう形にしようか、どういうアプローチで話をしていったらいいのかなというのを1回やったんですよ。私の本当に個人的な意見としては、完全会員制にしたい。すぐそばに苫小牧があるんですが、苫小牧の演劇鑑賞会が、最初100人足らずでやっていたのが、今は1000人ぐらいになって、本当に年間6回ぐらいの公演を定期的にやってきている。確かに苫小牧だから、人口がたくさんいるからできるんだろうけれども、鵡川じゃとてもじゃないけれども無理だよとやっぱり言われました。それでも、計算すると、500人から600人ぐらい会員がいると、何とか3回か4回ぐらいはできそうかなと思っているんです。
もし、こういう部分で、ほかの町村で会員制でやってきた例というか、どうもほかの町村に聞くと、やっぱりつぶれているところが多いみたいなんですよね。なかなかでき得ない。最初はやっていくんだけれども、毎回毎回チケットを売っていくことが苦痛になってきて、1人、2人と減っていって、最後にはつぶれるという実態が多いらしいんです。だから、うちらも立派なホールはできたけれども、そういう部分で何かいい案がないのかなと。
それとここに書いてありますけども、企業の協賛金、賛助会員というか、この部分について、私個人としては、はっきり言って嫌だな、企業のひもつきにはなりたくないなというのもあるんです。30万円寄附するぞとか言ってくれる人も中にはぽつんといるんですよ。だけれども、賛助会員となったら、年間会費ということになると、毎年毎年頭を下げてもらいに行ってこなきゃならない。それがまた苦痛だなと。寄附となると、くれるならいいんですけれども、寄附も集めに行かなければならないという部分が出てくると、うちの町もちょっと事情があって、今、寄附は全然もらえないような時期がありますので、そういう企業を賛助会員に入れるということについていかほどのものか。そういうことで課題をたくさん抱えてここへ参加してきたところなんです。済みませんが、よろしくお願いします。
○草刈
人口の少ないところというのは、どうしても難しいことは確かでしょうね。パー
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